ドライバーに過失ゼロの事故は実は大変

ドライバーに過失ゼロの事故は実は大変

車同士の交通事故で双方の車に損害やケガや死亡といった被害が生じた場合、損害賠償請求においては過失相殺が行われるのが基本です。
ドライバーの不注意や居眠り、スピードの出し過ぎなど様々な過失を勘案し、過失割合が決められます。
たとえば、6対4の過失が認定され、4の過失があるドライバー側に1000万円の損害が生じた場合には過失相殺を行って、自己の過失割合であり400万円を差し引いた600万円の賠償を受けられるという話になります。
過失割合の認定や過失相殺については話し合いがつかずに裁判になるケースをのぞき、まずは当事者間の話し合いによって行われます。
任意の自動車保険に加入している場合には、通常、保険会社の交渉担当者がドライバーに代わって示談交渉にあたります。
もっとも、ドライバーに全く過失がない場合には、加入している損害保険会社は相手方に一銭も支払う必要がないため、示談交渉を行ってくれません。
この場合どうするかといえば、相手方の保険会社の担当者とドライバー本人またはその遺族などが交渉を行わなければなりません。
交渉のプロと素人では交渉力に雲泥の差があり、思うような賠償金や慰謝料が取れないケースがあります。
そのため、対等に交渉をすすめるためにも弁護士の力が不可欠です。